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No.0261 無題

『あんなに優しかったゴーレム』、2回目を見て、
バックステージツアーも
拝見させていただいて大満足。

ゴーレム、相当おもしろいなあ。
たいしたギミックはないんだけど、
地に足の付いた脚本と言うか、
会話を一個一個取り出してもおもしろいし、
俯瞰でストーリーを追ってもおもしろい。
エンディング間際の、
舞台上はすごく控えめなトーンなのに、
客席はどっかんどっかん、て状況。
ありゃ奇跡じゃなかろうか。

初めてお芝居を見る人に
「舞台って(あなたの抱いている印象と違って)
 おもしろいですよ」
と勧めやすいのがヨーロッパのお芝居ではあるけれど、
『火星の倉庫』なんかは、ともすれば
二個も三個も違ってしまっていて、ちょっと要素多い感じ。
でもゴーレムは”あなたの抱いている印象”の一点を
ピンポイントにひっくりかえす感じ。
なんかなあ、サウダージとかゴーレムとか、
こういうのが最近おもしろいなあ。

バックステージツアーについても一点。
上田さんが舞台装置の一部について、
”コントにならないように”現状のようにした、
とおっしゃった箇所があって、
(言い回しは「そうするとコントに
なっちゃうじゃないですか」てな感じだったと思う)
それがへー、と思った。
なぜなら、火星の倉庫にしろゴーレムにしろ、
最近の作品にとてもコントっぽさ、を感じていたから。
これはなんなんだろう。
コントっぽいけど、コントじゃない、
そのギリギリの所をついているということなのだろうか?
そもそも、何でコントになるといけないのだろうか?
ていうか、コントとお芝居の違いって何だ?
観客との距離感だろうか?コントの方がちょっとだけ遠い?
いろいろ考えさせられる一言でした。

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コメント

あたしもあのお返事が結構印象的で、
あれからずっと演劇とコントの境目のことばかり考えています。
でも、あの時のコントという言葉の意は、
演劇とコント・・という対比ではなく、
別のニュアンスだったのかもしれないとも思い始めてきました。
うまくいえないですが。
とりとめのない、コメントですが。笑。

境目は、言及しないほうがいいんですかねー。

投稿: marrysheep | 2008年6月10日 (火) 01時23分

お返事遅れてすみません。
昨日、TVで漫才やコントばっかり見ていて、
境目、なんとなくわかった気がしました。
漫才やコントで笑いとるときに、
ボケの人がパントマイムして、
それが示す行為を観客とツッコミの人は
Aだと解釈しているのに、
ボケの人がその後一言しゃべることで
今までのパントマイムはBという行為だったことになり、
ツッコミが「Bなんかい!」ていう
パターンあるじゃないですか。
あれ、お芝居では絶対無いなと思いました。
例えばバックステージものなどで
舞台外の見えない景色を
観客に想像させることがありますが、
のちにそれが観客に対する嘘だった、って
展開には絶対にならない。
コントって、観客はコントだと理解した上で、
俯瞰で見て楽しむもので、
基本的にはその世界に
観客が入ることができないものなんでしょうね。
お芝居はきっと、入ることもあるでしょう。
それは嘘がないからですね。
でもあの件は、やっちゃうと
そこに嘘が入ることになるんですよね。
似たような構造の
『Windows 5000』はそれを設定で回避している。
ああいうことができる世界なんだ、ということで、
少なくとも、嘘は言ってない。
本文中、なんとなくの勘で
「観客との距離感だろうか?コントの方がちょっとだけ遠い?」
て書いたのですが、これはあながち
外れてはいなかったな、と思いました。
もちろん、これだけのことできっちり
境目を引くことはできませんが、
個人的には結構すっきりしました。
て考えてたらmarrysheepさんの記事に
世界の枠組みを死守する、というお話があって、
もしかしたら近しいこと考えてたのかなー、と思いました。
取り留めなく書きました。
久々にこういうことじっくり考えて、面白かったです。
あ、でもシベ小の舞台は嘘をつくなあ。
あれはやっぱり、演劇じゃないのかもなー。


投稿: san-ten-leader | 2008年6月15日 (日) 03時04分

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